No.212 あのビッグ・ファミリー再び!シリーズついに9作目
かつて可愛かったおこちゃまが、今や現実もドラマの中でも大学生。ドラマほどではないにしろ、楽しいことも悲しいこともあり、行く人も去る人もあったキャスト陣……。そう、このビッグ・ファミリーとは岡倉一家。現代劇のテレビドラマとしては驚異の長寿を誇る『渡る世間は鬼ばかり』が再び帰ってくる。
1年間の平和な暮らしを営んできた岡倉大吉と5人娘それぞれの家庭(その娘家族のさらに子どもたちも含む)に、またもや事件発生。孫から祖父母の世代まで、それぞれ問題は起こる。
進学、就職、仕事、恋愛、結婚、出産、子育て、離婚、老後。視聴者にとってもどれかは当てはまる、各ジェネレーションならではの悩みがファミリーに展開していく。これを見ながら一喜一憂するのが、このドラマの楽しみ方の王道であり、長く続いている番組の人気の理由にほかならない。
4月から第9シリーズに突入のこの“渡鬼”、スタートしたのは1990年で今年で19年目を迎える。キャストには諸事情あり、交代劇があったり、レギュラーの顔ぶれが変わったり(というより、増殖したといったほうが正しいかも)してきたが、本シリーズでは池内淳子さん、夏樹陽子さん、そしてえなりかずきさんの新恋人役として渋谷飛鳥さんも登場する。
キャストに変化はあっても、脚本の橋田壽賀子さんとプロデューサーの石井ふく子さんのコンビはもちろんそのまま。それにしてもこんなに長く続くドラマの脚本を書いていて、スランプに陥ることはないのか?と疑問に思う視聴者も少なくないはず。これについて橋田さんは「19年間スランプになったことはありません」とキッパリ。「のんきに楽しみながら書いているので」。そうはいっても、長寿のうえに、常に高視聴率の期待がかかっているドラマ、並の人間では到底そんな心情ではいられないのではと思うが、ご本人は旅先などでファンから「ドラマを見ました」などと声をかけられるのがうれしく、励みになっているそう。
幅広いファンをつかむ“渡鬼”、長年はまっている人にぜひトライしてもらいたいのが公式サイトの「渡鬼検定」。これで自分の“渡鬼”度をチェックしてみては? (2008.04.18 発行)
TBS『渡る世間は鬼ばかり』公式サイト




