No.208 5分間のおしゃべりエンタテインメント
話術に長けた人というのはすごい。あっという間に人を話に引き込み、楽しませてくれる。話題も多彩で、ナルホドと思わせるウンチクも披露し、なおかつ飽きさせない術を知っている。ラジオやテレビでおなじみの愛川欽也さんは、そんな話術の達人だ。豊富な人生経験を踏まえ、芸能界の話題だけでなく幅広い話題にツッコミを入れ、スピーディで軽妙な語り口で聴き手をつかむ。そんな愛川さんのトーク番組が新たにスタートする。4月7日(月)より毎週月〜木の11時45分から11時55分の番組『キンキンのコーヒーブレイク』だ。
「海外ロケ」「吹き替え」「怪談」「コーヒー」など、全52話。各テーマを約5分で語る。スピーチが苦手な人にとっては、ワンテーマ5分と言われたら、悩んでしまうところだが、愛川さんは違う。なにせラジオでは台本ナシの3時間生番組を持っている人だ。ちなみに台本ナシ、ということでは司会を務める人気番組『出没!アド街ック天国』でも、トピックの順番が書かれた紙を渡されるだけだというから驚きだ。愛川さんいわく「僕は練習も勉強も嫌いな人。出たらそのまんまが好きなんだよ」。
ともあれ、愛川さんは本当にしゃべるのが好きだ。「自分にとって5分は短い。2時間でもノーカットでしゃべっていられる。はじめは5分間というのに抵抗があって、(たくさんしゃべろうと)早口になった。でも、足したり引いたりして5分間で自分の言いたいことを言ってみると、これが快感になってきたね」とご本人は語る。
愛川さん自身が「だれも見てなくてもやりたいんだよ」というほどのお気に入りになった番組。トークのテーマについても「毎日がネタ。1年365日、何を見、感じるのか。小さなことでも、いくらでもネタにできる」とのこと。ネタとはいわなくても、日々の些細なことにも感性が反応するというのは、どの世代の人間にとっても見習いたいこと。またこの番組、愛川さんのおしゃべりエンタテインメントを楽しむだけでなく、しゃべるのが苦手な人には「5分間で人を引きつけるトークのテキスト」のひとつとして見るのもいいかもしれない。 (2008.03.21 発行)
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