No.204 あの大物バンドが再結成!最新ライブをテレビで
大物でありながら、実質的なバンド活動はほぼ5年、ライブやベスト盤を除き、リリースしたオリジナルアルバムはわずか5枚。それがポリスだ。ポリスを知らなくても、ソロとして活動中のスティングを知らない音楽ファンはいないだろう。
しかし、やはりポリスなくしてスティングは語れない。ゴールデン・トライアングルと呼ばれた、最強のスリー・ピース・バンドを見てほしい。このポリス、昨年デビュー30周年を記念して再結成され、グラミー賞の授賞式のオープニングで久々に3人揃ってファンの前に登場。世界ツアーがスタートし、今年2月10・13・14日に日本でも待望のライブが行われた。サポートメンバーなしでスティングのベース&ボーカル、アンディ・サマーズのギター、スチュアート・コープランドのドラムスの3人のみというシンプルな編成ながら、この3人が繰り出すサウンドは、ダイナミックでパワフル。それでいて音楽的には多ジャンルの要素を組み込んだ複雑さと深みのあるものだった。
このライブの模様は2月23日(土)の20時から『THE POLICE LIVE IN JAPAN』としてWOWOWでオンエアされる。『孤独のメッセージ』でスタートし、『ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ』『マジック』『キャント・スタンド・ルージング・ユー』『ロクサーヌ』などのヒット曲を中心に14曲を熱演し、アンコールには名曲『見つめていたい』を含む4曲で応えた。
実に来日は27年ぶりとなるのだが、昔の彼らを知らない人には興味深く、知っている人にはなつかしい映像で構成されたドキュメンタリー『ポリス インサイド・アウト』も同日18時30分からオンエア。来日時の様子も収められている。この作品は、メンバーのスチュアート・コープランド自身により、バンド活動時期に撮影した映像を集めているもの。それだけに、ステージ裏の彼らの貴重なショットも満載だ。昨年春に日本でも公開されたので、すでに見た人もいるかと思うが、現在の彼らのライブステージと合わせて見ると、感慨深い人もいるだろう。
感慨深いといえば、公演ではフロント・アクトをスティングの息子ジョー・サムナー率いるフィクション・プレインが務めた。風貌はもちろんのこと、声や音楽性もどこかスティングやポリスを思わせるところがあった。発展途上・現在進行形のバンドだが、今後が楽しみだ。 (2008.02.22 発行)
WOWOW『THE POLICE LIVE IN JAPAN』公式サイト
※リピート放送は4月3日(木)19:00〜。




