2008年01月07日

No.197 宮崎あおいさんが男装で登場する大河ドラマ

1月6日(日)にスタートするドラマといえば、NHKの大河。昨年は男っぽい戦国の世を描いた『風林火山』だったが、今年は趣ががらりと変わり、女性視点・女性が主人公の『篤姫』だ。この篤姫、知らない人も多いはず。地方藩主の娘から、徳川家第13代将軍・家定の正室となるも、わずか1年半で未亡人に。大奥の総帥となり、やがては江戸城の無血開城に大きな役割を果たした人物とされているものの、実際は歴史に埋もれていた存在なのだそう。

篤姫を発掘し、取材を重ねた原作『天璋院篤姫』を書いた宮尾登美子さんとこの番組がなければ、その名前は一般的にはずっとマイナーなままだったかもしれない。ヒロイン篤姫を演じるのは宮崎あおいさん。朝の連ドラ『純情きらり』の主演も記憶に新しいが、大河で再び主演。しかも現在、歴代の大河の主役としては最年少と か。

第1回放送の時点では、大奥どころか、将軍の正室になる未来もまだまだ先。薩摩藩島津家のやんちゃな姫っぷりがクローズアップされ、キュートな男装シーンも見られる。これについて記者会見では「女の子の着物は締め付けられていますが、男の子のは涼しいし楽だし、うらやましいなあと思いました」と宮崎さん。それを脇で 聞いていた、篤姫に恋心を抱く尚五郎役の瑛太さんは、「(女性の)着物の大変さがわかりました」。彼女の時代劇での男装役はめったに見られないので、ファンならずとも第1回のオンエアは要チェックだ。

『風林火山』の後、制作サイドでは違ったカラーをはっきりと出していきたいと考えた。そこで、ドラマでは権力闘争に巻き込まれる篤姫の姿を描き、幕末の波乱の世の中が舞台でも、家族関係をきちんと表現し、ホームドラマ的な感覚を大切にした展開にするよう演出を工夫した。そのため、激動の時代にあっても、日々の営みや家族の愛情、苦悩なども盛り込んだ内容になっている。

歴史についてよくわからなくても、家族の絆…そこから江戸城・大奥の人々をひとつの家族となぞらえて見れば、家族を大事に思う篤姫の視線によるスケールの大きなホームドラマととらえることもできる。そう思うと構えることなく、すんなりこの大河にはまれそうで、展開が楽しみになってくる。 (2008.01.04 発行)

注釈

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 NHK大河ドラマ『篤姫』

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