2007年12月18日

No.194 クリスマスを静かに自宅で過ごすなら…

今年のクリスマス、デートやパーティとは縁がなく、自宅でのんびり過ごしたい人も意外と多いのでは? カウチでゴロゴロしながらテレビでもという人に、おすすめの映画をスカパー!からいくつか紹介しよう。それも浮かれた気分のクリスマスというよりは、しみじみ平和な聖夜を感じさせてくれる作品を。

ザ・シネマではクリスマス映画の定番中の定番といえる『素晴らしき哉、人生!』をイヴの夜にオンエア。この作品は、クリスマスの夜に人生最大のピンチに見舞われた男が失望のあまり自殺しようとしたところ、見習い天使と称する男に出会い…。 60年以上も前に制作されたモノクロ作品だが、じわじわと感動が広がるヒューマン・コメディだ。同じくイヴの夜にシネフィル・イマジカでオンエアされる『NOELノエル』。この作品はニューヨークの片隅に暮らす、孤独な現代人たちに訪れるささやかな幸せが胸を打つ。街の華やかさとはうらはらに、こんな話があるんだなあと、しみじみ。

また、ムービープラスでは23日〜25日に『34丁目の奇跡』(1994年版)、『大停電の夜に』を。『34丁目の奇跡』はニューヨークの老舗デパートに現れた、自称サンタクロースと名乗る老人をめぐる物語。彼の登場でデパートは大繁盛。ところがこれを妬むライバル店の罠にはまり、老人は窮地に陥る。サンタクロースを信じたい、と思うピュアな心が大きな力となって人々を揺り動かすラストは、とても感動的だ。また『大停電の夜に』は、東京中が停電になったクリスマスのひととき。さまざまなシチュエーションの人々の心温まるエピソードが街を彩る。

独特のシチュエーションといえば同じくムービープラスの『戦場のアリア』が挙げられる。第一次大戦下、フランス・スコットランド連合軍とドイツ軍がにらみ合う最前線で、一夜限りの「クリスマス休戦」という協定が。その奇跡のような夜は、記録には残っていないが、かつてそこにいた兵士たちによって語り継がれてきた話を映画化したのだという。

戦時下のクリスマスといえば外せない映画が。ビートたけし、坂本龍一、そしてデヴィッド・ボウイが共演している大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』。こちらは25日に日本映画専門チャンネルで。素敵な映画で心安らぐクリスマスを! (2007.12.14 発行)

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