No.191 のだめオーケストラもいいけれど…
それまでクラシックに関心のない人たちの耳とハートをもがっちり掴んだ『のだめカンタービレ』。とにかくコミック、アニメ、そして大ヒットドラマとその展開はめざましかった。来年1月にはパリを舞台に、上野樹里ののだめ、玉木宏の千秋コンビでスペシャルドラマとして帰ってくる。待ちきれない人も多いだろう。
のだめ人気の波及効果は、番組内で演奏するオーケストラとして集まったメンバーによる「のだめオーケストラ」にも大きく出た。のだめオーケストラは番組に出演するほかCDをリリースし、これまで行われたホールコンサートも大盛況。もともと東京都交響楽団のメンバーに公募のオーディションメンバーを加えた実力派集団だから、折り紙つきのオーケストラではあるのだが。このオーケストラ、まさに新春スペシャルドラマの前哨戦、前夜祭ともいえそうな盛り上がり。この年末に行われる「のだめオーケストラコンサート〜クリスマス・スペシャル〜」は、すでに完売公演も出ているという脅威の人気ぶりなのだ。
さて、『のだめカンタービレ』でクラシックファンになった人にも、以前からのクラシックファンの人にもおすすめしたい音楽プログラムが只今オンエア中。それはクラシック音楽専門CSチャンネル「クラシカ・ジャパン」のスペシャル企画「オーケストラの名曲ベスト20」。すでに11月5日から、選りすぐりの指揮者とオーケストラによる演奏を聴かせてくれているが、残りはあと1週間。
『ボレロ』『ジュピター』『ラプソディ・イン・ブルー』など、クラシック音痴でもわかる有名曲を、ミュンヘン・フィル、ウィーン・フィル、ニューヨーク・フィルなどの演奏で、自分の部屋でリラックスして楽しめる。それも今はもう生では見ることのできない、カール・ベームやバーンスタインといった巨匠の指揮で聴けるのだからうれしい。
番組の解説は、タレントとしても活躍するヴァイオリニスト・高嶋ちさ子さんと音楽評論家・山崎浩太郎さんが担当。クラシック初心者にもわかりやすく聴き所を教えてくれる。気楽に一流の演奏を身近で楽しめるという、ナイスな企画だ。年末は、生のオーケストラの演奏も多い。未経験の人は、まずテレビで巨匠と有名オケの演奏に親しんでから、ホールに向かうのもいいのでは? (2007.11.23 発行)
クラシカ・ジャパン
フジテレビ『のだめカンタービレ』公式サイト




