No.186 本郷猛、一文字隼人、風見志郎といえば…
藤岡弘、さん、佐々木剛さん、宮内洋さんを思い浮かべる人はかなり歳をくった仮面ライダーファン。でも、古くからのライダーファンにとっては、この3人はシリーズの原点で、もっとも印象深い存在なのだ。しかし今ではライダー1号、2号、V3は代替わりして黄川田将也さん、高野八誠さん、加藤和樹さんらの若手イケメン俳優がつとめている。
それにしてもこのライダーシリーズは、若手俳優の宝庫だ。黄川田さんはNHKの朝の連ドラ、高野さんはNHK時代劇、加藤さんなどはそもそもCDデビューしているアーティストなのだが民放ゴールデン枠の恋愛ドラマなど、出演ジャンルもファン層も幅広い。一昔前なら“仮面ライダー役者が人気女優とラブシーン”というのにどうも違和感があり、ヒーローの固定イメージができてしまうとそれを薄めるのに時間がかかったものだが、今はまったく関係ない。むしろ、ひとりの俳優のさまざまな姿が楽しめるので、ファンにはうれしい限り。
それよりも不思議に感じたのは、高野さんはテレビの『仮面ライダー龍騎』では仮面ライダーライア、加藤さんは『仮面ライダーカブト』では仮面ライダードレイクに変身していたが、映画でさらに別のライダーを演じることだ。もちろんそれぞれが独立した作品と思えばいいのだが、なんだか混乱してしまいそうだ。これをファンはどんな風に見るのか。
ともあれ様変わりした現代の本郷、一文字、風見のライダーたちの活躍はテレビではなく映画で目にすることに。10月27日公開の映画版『仮面ライダー THE NEXT』はすでに新生ライダーバージョンの2作目にあたる。テレビのオリジナル版では科学者でオートレーサーだった1号が高校教師、カメラマンだった2号が派手な遊び人、学生だったV3がIT企業の社長と設定も変わっている。
そして格段に変化・進歩しているのがアクションシーン。スピード感溢れるバイクアクションも見どころだが、マスクを外してのライダーキックに挑戦した黄川田さんの体当たり演技にも注目だ。さらにはストーリーにホラー要素をたっぷり含ませ(そのため小学生以下は親の同伴が必要なPG-12指定)、今までにない「仮面ライダー」の世界観を見せてくれる。
この新しい「仮面ライダー」作品、映画の公開に合わせて東映チャンネルでは「『仮面ライダーTHE NEXT』公開記念 仮面ライダー スペシャル」と題した特番もオンエア中なので、併せて見れば、面白さ倍増というところ。 (2007.10.19 発行)
東映チャンネル
映画『仮面ライダー THE NEXT』公式サイト




