2007年08月27日

No.178 超大作『ROME[ローマ]』の舞台とホンネ

7月にオンエアがスタートした、WOWOW放送の超大作歴史ドラマ『ROME[ローマ]』。ドラマ好き、歴史モノ好きのどちらにも強くアピールする内容で人気を集めている。共和制ローマが帝政へと移行する変革の時代、権力を巡る争いはもちろん、クレオパトラも登場し、男と女ばかりでなく男と男までが絡み合う愛憎劇も盛り込んだ濃厚なストーリー。それだけでもじゅうぶんそそられるが、見どころはそれだけではない。

舞台装置、衣装等もテレビドラマとは思えない豪華さに目を見張る人も少なくないはず。イタリアに、2ヘクタールのオープンセットを作って撮影。それも徹底的に歴史監修を行ったセットは、本物のような出来ばえ。衣装もエミー賞で衣装賞を受賞しただけあって、物語の当時のものと同じ生地や毛糸を取り寄せて4000着以上も製 作されたという。

このドラマの舞台になったローマへ藤原紀香さんが訪れ、舞台となった遺跡を中心に各地を歩いて回ったほか、スタッフへのインタビューも敢行。この様子は『藤原紀香 ローマの風 −古都が伝えた未来−』(8月25日20:00〜オンエア)で見ることができる。取材を終えた藤原さんは、オンエア前に記者会見で、この取材体験を番組の見どころとともに語った。

フォロ・ロマーノやポンペイなど本物の遺跡を見、そしてセットを訪れた藤原さんは「精巧に作られているのですが、(セットの壁を)叩くと紙の音がするのです。でも映像にしたときは本物と見劣りしないものになっていたのですごく驚きました」。

また衣装はファッション誌を飾ることも多い藤原さんにとって、関心が高い。イタリアでは名高い皮職人ジュゼッペ兄弟の弟子が担当した兵士用のものを紹介。「映画やドラマで使う兵士の衣装は普通、(動きやすくするために)本物より軽く作るものなのに、そういう工夫はしてないというんです。鎧も重いままなので俳優はとても大変。でもそこからリアリティが生まれるんだと話していました」とのこと。

女性の衣装についても「貴族の衣装はきらびやか。男の人は欲望のままになんでも手に入れるこの時代は、男の人を繋ぎとめておくのが大変で、女性は生きづらかったと思います。そのためにきれいな衣装を着たり、年齢を重ねてもどうやってきれいに見せようかしらという女としての表情がこのドラマの中に」と、彼女らしい視点でチェックしていた。

番組では他にも、出演女優から撮影の裏話を聞き出したり、古代食を再現したものを味わったり。藤原さんの体験した「ローマ」を本人いわく「感じたことを素でコメントしています。(私の)本音が聞けるので面白いかも」 (2007.08.24 発行)。

 ::: 関連サイト ::: 

WOWOW『藤原紀香 ローマの風 −古都が伝えた未来−』公式サイト

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