No.165 高校3年生。余命3ヶ月。
このコラムタイトルは、6月9日から公開になる、堀北真希さん主演のちょっと切ない恋愛映画『私。恋した』の宣伝コピーのひとつ。これから想像できるように、余命3ヶ月と医者から宣言された女子高生が、たったひとりの家族である父に何も告げずに、かつて暮らした海辺の町へ旅に出る。そして一人暮らしをする幼なじみの青年の家に居候することに。彼女は、幼なじみに淡い恋心を抱いているが、彼は子持ちの人妻に惹かれていて・・・というストーリー展開。幼なじみは窪塚俊介さん、人妻を高岡早紀さんが演じている。
この映画はBS-iが制作する「恋する日曜日」シリーズの劇場版第2弾作品。「恋する日曜日」とは80〜90年代の隠れた名曲をテーマ曲(ちなみに本作では喜納昌吉&チャンプルーズの『花〜すべての人の心に花を』)にしたBS-iの人気恋愛ドラマシリーズで、これはその劇場版なのだ。事前の評判も上々で『私。恋した』はノベライズされ、シネマ・ビジュアルブック「堀北真希 in 恋する日曜日 私。恋した」も映画に先駆け出版。
テレビドラマ「恋する日曜日」も年を追うごとに新シリーズが制作されている。オンエアするBS-iでは、ドラマ出演する新人女優の発掘にも力を入れているが、実は作家の発掘・育成にも意欲的だ。年に1度行われる「BS-i新人脚本賞」の選考も、今年で4回目となる。今回は総数523通の応募の中から宇野GOさんの『きのこの恋』が大賞を受賞。この大賞受賞作品は、秋山奈々さん主演で6月16日の「恋する日曜日」で放送が決定した。「恋する日曜日」主演女優のデビューは無理でも、脚本家デビューなら老若男女の別なく努力次第でチャンスはあるかも。
またファンなら知っているかと思うが、堀北真希さんといえば初主演作がBS-iの『ケータイ刑事 銭形舞』で、『ケータイ刑事』の劇場版でも主演を張った。その後の民放地上波のドラマや映画での活躍はご存知のとおり。いってみれば彼女は『ケータイ刑事』シリーズの出世頭だ。『ケータイ刑事』時代の堀北さんは、初々しいと同時に演技もまだぎこちなさがあった(それがまた新鮮だったのだが)。成長めざましい彼女は、『私。恋した』ではどこか影のある儚い少女を繊細に演じ切っている。役作りのため、塩ヌキダイエットで、外見的にも病におかされた女子高生に見えるよう努力を試みたというのも話題に。
ちなみに堀北さんが初主演を飾ったドラマ『ケータイ刑事』もこの7月の新シリーズで6代目を迎える。新人女優の登竜門との呼び声高いドラマの次のヒロインは銭形海といい、演じるのは16歳の大政絢さん。すらりとした体と、他のヒロイン同様「目ヂカラ」がある美少女。大ブレイクした堀北さんに続くことができるかどうか。 (2007.05.25 発行)
映画 恋する日曜日『私。恋した』公式サイト




