No.156 斉藤由貴さんも“身もだえした”アニメとは・・・?
『フランダースの犬』『母をたずねて三千里』『あらいぐまラスカル』『赤毛のアン』といった数々の名作文学をアニメ化した「世界名作劇場」は、大人になっても感動のシーンが蘇ったり、思い出しては涙するという人も少なくない。
「世界名作劇場」は1975年にスタートし、毎年1作品ずつ1997年まで続いたが、その後制作がストップしていた。それがこのたび『レ・ミゼラブル 少女コゼット』で久々に復活し、4月からアニマックスでオンエアされる。原作はビクトル・ユゴーで、ミュージカルでも有名な、ジャン・ヴァルジャンと彼をとりまく人々を描いた物語だ。ただ、「世界名作劇場」は子どもでも楽しめる作品であるという点から、貧しく辛い暮らしに耐える少女コゼットの視線で描かれている。
『レ・ミゼラブル 少女コゼット』オンエアにあたり、テーマ曲を歌うことになった斉藤由貴さんにお話を聞いた。ミュージカル版でコゼットを演じたことはファンにはよく知られている。そんな縁がある斉藤さんは、歌詞も担当している。今、簡単にものごとにくじけたりへこたれたりすることが多い中、明るく前向きに立ち向かおうという願いを歌詞に込めている。
3人のお子さんを持つ斉藤さん。7歳の娘さんは「このテーマ曲のサビの部分をバレエ風に振り付けして歌うんです」と、エピソードを語ってくれた。ただ、一緒にアニメを見るというよりは「子どもがアニメを見ているあいだに家事を片付けてしまうんです」と、母親らしい本音も。また「ミュージカルでコゼットの役をやったのよ」と娘さんに教えたところ、「(アニメのコゼットとは)だいぶ違うね」とストレートな返事が返ってきたそうだ。
斉藤さんは元々大のアニメファン。「世界名作劇場」のシリーズでは、リアルタイムで見た『母をたずねて三千里』がお気に入りで、主人公マルコの相棒、「小猿のアメデオが出てくると癒された」のだとか。また、会えそうで会えないマルコと母のすれ違いのシーンには「子どもながらに身もだえしていました」とも。
『レ・ミゼラブル 少女コゼット』は、重いテーマを孕んでいるが、子どもにも理解しやすく、大人の目にもじゅうぶんアピールする内容だ。視点は異なるが、アニメで文学に触れるというのもいいかもしれない。 (2007.03.23 発行)
『レ・ミゼラブル 少女コゼット』公式サイト




