2007年01月29日

No.148 KISSのジーン・シモンズが熱血先生に!?

“歌舞伎メイク”といわれたド派手なメイクにロンドンブーツ。ポップでノリのいいロック・サウンドで大人気のロックバンド、KISS。70年代にそのキャリアをスタートさせ、今も現役。それゆえファン層も広い。そのKISSのフロントマン、ベーシストのジーン・シモンズがなんとロック教師になるという仰天の番組『ジーン・シモンズのロック・スクール』がWOWOWでオンエアされる。

英国の寄宿学校にジーン・シモンズがやってくる。生徒たちにバンドを組ませ、ロックのABCを教え、やがては夢のイベントに向かって動き出すという企画番組のためだ。日本でも欧米でも、ティーンエイジャーのいる教室にロックスターがやってくるだけで大騒ぎ、本当に夢みたいな話のはず。しかし大喜びの生徒もいるけれど、この話はそう単純ではないのだ。

美女ふたりをはべらせて、ぴかぴかのリムジンでジーンがやって来た学校が、まずすごい。16世紀に創立された伝統校で、くるぶしまである長いガウンのような制服を着た生徒の出で立ちはまるで、聖職者か『マトリックス』のネオかという姿。この学校ではクラシック音楽にはかなり力を入れていて、ジーンの生徒になる13歳のこどもたちはヴァイオリンやフレンチホルン、ピアノなどの心得があり、オーケストラや聖歌隊に所属している。

生徒たちを一人前のロッカーにしようと、その振る舞いやロック魂までオレサマ流にレクチャーするジーン。音楽の基本は出来ているから、結構すんなりと生徒のロックバンドができ、目的が達成されるのではと思いきや・・・。ステージでは観客を思うがままにのせられる彼が、予想外に悪戦苦闘。というのは、生徒たちのほとんどが、ロックよりクラシック好き。さらにそのロックスターとしての姿に違和感を感じる生徒も少なくなかったからだ。このアンバランスなロック教師と生徒の関係は、ちょっとスリリングでドキドキするはず。あるときは賑やかに、あるときは生徒も引き気味に授業は進む。

日本でも有名人の「1日先生」的な番組があったり、素人がバンドを組んでステージを目指すなんてものがあった。が、こちらはそのずっと上をいく面白さ。生徒それぞれの個性があり、ロックに目覚める少年もいれば、「ジーン先生」に対してなじめず批判的な少女も。そこがまたリアルで面白い。この番組、年季の入ったハードロックファンにはお楽しみのエピソードや懐かしい曲が挿入されているし、この寄宿学校の生活自体も日本人には珍しく、興味をそそるはず。 (2007.01.26 発行)

 ::: 関連サイト ::: 

WOWOW『ジーン・シモンズのロック・スクール』
2月4日(日)12:14〜 無料放送にて1話先行放送。
本放送(全7回)は5月からの予定。

カテゴリーから選ぶ


最新の記事



RSS     RSS2.0   ONTV最新ニュースを購読

Copyright © 2008 ONTV Corporation. All rights reserved.