No.117 アメリカ生まれのあのアニメが、日本版リメイクに!
ブロッサム、バブルス、バターカップというキュートな女の子3人キャラが大活躍するアメリカのアニメ、『パワーパフ ガールズ』。これがなんと、日本でリメイクされて7月からオンエアされることになった。オリジナルを制作したアメリカのカートゥーン ネットワーク、日本の東映アニメーションそしてアニプレックス(音楽やDVD販売、宣伝等に関わる)の共同制作という形で。アメリカとの共同制作によるリメイクは業界初の試みだそうだ。
日本版のリメイクというのは、アメリカ側からの希望。「パワパフを“ジャパ二メーション”として展開したらどうなる?」といったコンセプトから生まれたとのこと。このプロジェクトは1年以上前からスタートし、日本のアニメ制作会社7社が 「ウチならパワパフをこうする」という形を打ち出しコンペにかけ、カートゥーン ネットワーク及び原作者のお眼鏡にかなったものが、『出ましたっ!パワパフガールズZ』なのだと、東映アニメーションの関プロデューサーは語る。
日本版のキャラクターデザインやストーリーについて、さほど細かい指示はなく、もともと原作では“ケミカルXという物質から生まれた女の子たち”の設定が新バージョンでは“人間の女の子たちが変身する”ことに。アメリカ側からの要望としては、博士に息子がいる設定にしてほしいとのこと。また博士は女の子たちの父親的存在の位置付けにしたいという程度で、かなり自由度は高かったそうだ。
キャラクターデザインはかつて『キューティーハニーF』の担当もした人だが、元のパワパフのファンでもあっただけに、当初はどこまでいじっていいのか戸惑ったとか。オリジナルは二等身で、中学生からOLあたりがファッションアイテムとして持ち歩くようなオシャレ感覚のあるキャラだった。日本版は、それより下の小学生からファミリー、そしてちょっとこだわりのある大きなおともだち(男子)にも受けそうな、セーラームーンやプリキュアあたりよりもちょっとコミカルで愛らしいキャラ。オリジナルのイメージはほのかに残っている程度の、健康的な女の子3人組だ。
7月1日からテレビ東京でまずオンエア。その後、AT-X、日本のカートゥーン ネットワークで順次オンエアされる。もちろんカートゥーン ネットワークの放映国は全世界160カ国。アメリカを含む、世界市場も当然視野に入っている。今後どんな話題を巻き起こすだろうか?(2006.06.23 発行)
『出ましたっ!パワパフガールズZ』(テレビ東京)
東映アニメーションの公式ページ




