番組情報『湘南 カフェ・ブレッド&バターライブ〜一夜限りの復活〜』
1970年代の初め、湘南には地元のミュージシャンが開いたカフェがあった。その名は「カフェ・ブレッド&バター」。当時、時代の先端を行くアーティストが集ったそのカフェを、ステージ上に再登場させようというイベント『湘南 カフェ・ブレッド&バターライブ〜一夜限りの復活〜』が9月に開催された。そのライブの模様を、WOWOWが11月9日(金)深夜5時から放送する。
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| 海の見えるカフェ風のセットで歌う、ブレッド&バター(写真提供:WOWOW) |
▼ステージに湘南をイメージしたカフェが出現
ステージには、海の見えるテラスのあるカフェを思わせるセットが配され、バックには移り変わる空の色。時折波の音さえ聞こえてくる。こうして会場の観客は懐かしい夏の日を思い浮かべる。やがてスクリーンには「カフェ・ブレッド&バター」がどんなものだったのか、イメージ映像がナレーションとともに紹介される。そしてそこに、いつまでも若々しい歌声とハーモニーを響かせる岩沢幸矢さん、二弓さんの兄弟デュオ、ブレッド&バターが登場した。
ブレッド&バターのデビューは1969年、リリースしたアルバムは25枚、国内外のアーティストとも交流が深い、J-POP史には欠かせないベテランのアーティストだ。彼らを中心に、かつてのカフェの常連で縁の深いアーティストたちが次々と彼らの曲を歌っていく。そのメンバーは、ムッシュかまやつさん、鈴木茂さん、南佳孝さん、加藤和彦さん、松任谷由実さん、松任谷正隆さん。さらに実際のカフェには行ったことのない世代のゴスペラーズやジェイク・シマブクロさんも参加。これだけのメンバーが一堂に会することはそうそうないわけで、彼ら自身が「昔の友達が集まり、幸せな気持ち」と語るだけあって、和気あいあいとした温もりのある、それでいてベテランの味わいのあるサウンドが場内を包み込んでいた。
客層は若いファンも見受けられたが、やはり1970年代に青春真っ只中だったオトナのファンが中心。リラックスして音楽を楽しむ姿には余裕が見られた。
▼出演者がそれぞれの想いを語る
ブレッド&バターがこれまで交流した国内外のアーティストの中にはスティービー・ワンダーもいて、名曲「I JUST CALLED TO SAY I LOVE YOU」はブレッド&バターに贈られた曲だそうだ(本ライブでも披露)。それもあって、今回のような豪華ゲストが彼らのもとに集結した。
ライブが始まる前に行われた会見では、ゲストからも参加の喜びが感じられるコメントが寄せられた。南佳孝さんは「同世代が頑張っているので励みになる」。鈴木茂さんは「小さな頃から茅ヶ崎で遊んだ仲。懐かしさでいっぱい」。加藤和彦さんは「(ブレッド&バターは)風貌は変わったけど、声は変わっていない」、などと、長い付き合いだからこそといったものもあれば、後輩のジェイク・シマブクロさんは「伝説的なアーティストたちと共演して、僕はまだ青いなと…」。同じく後輩にあたるゴスぺラーズの村上てつやさんは「すばらしい先輩と一緒で、時代の気分とセッションする気持ち」と、感激の面持ち。また、ムッシュかまやつさんは「トシのせいで高音が出ない…」と笑わせ、松任谷由実さんは紅一点のうえに、ご主人の松任谷正隆さんと一緒に出演する感想を聞かれ「恥ずかしい」と照れる一幕も。こんな人脈で繋がっているのも、ブレッド&バターの2人の人柄を反映している。
ステージで披露された曲は、この夜のゲストを含む旧知の間柄のアーティストらに声をかけ、制作されたアルバム『海岸へおいでよ』からのものを中心に構成されていた。本物の「カフェ・ブレッド&バター」に行ったことのある人も、その時代の音楽とともに青春を謳歌した人も、またこのステージをきっかけにブレッド&バターの音楽に触れることになる人にもきっと印象深いイベントとして心に残るはず。いろいろな意味で、貴重なライブ。このステージを、テレビを通してでも体験してみてほしい。
『湘南 カフェ・ブレッド&バターライブ〜一夜限りの復活〜』はWOWOWにて、11月9日(金)深夜5:00〜放送。
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WOWOW『湘南 カフェ・ブレッド&バターライブ〜一夜限りの復活〜』公式サイト
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