2007年12月28日

舞台制作発表『トゥーランドット』

TBSが2008年3月にオープンする劇場・赤坂ACTシアター。このオープニング公演となる祝祭音楽劇『トゥーランドット』は、演出・宮本亜門、音楽・久石譲、衣装・ワダエミといった世界に名だたる強力なプランナーと個性溢れる主要キャストが集結。12月5日(水)には制作発表会見が開催された。この公演に先駆け、舞台裏に密着するドキュメンタリー番組をTBSチャンネルが2008年1月19日(土)に放送するほか、1月12日(土)深夜放送のTBS『エンタメキャッチプラス』でも、本公演の特集を組む。

『トゥーランドット』
前列左より、ワダエミさん、宮本亜門さん、岸谷五朗さん、アーメイさん、中村獅童さん、久石譲さん、鈴木勝秀さん。後列左より、小林勝也さん、早乙女太一さん、安倍なつみさん、北村有起哉さん(photo by ONTV JAPAN)

▼久石譲が全曲書き下ろし!宮本亜門演出の21世紀版『トゥーランドット』

制作発表会見の冒頭、TBSテレビ取締役事業本部長の信国一朗さんが「大変豪華なスタッフとキャストに恵まれ、来年春に誕生いたします赤坂ACTシアターのグランドオープニングを、この豪華布陣で飾ることができることを大変嬉しく思っております。」と挨拶。赤坂ACTシアターはこの公演を皮切りに、新たなライブエンタテインメント発信の地として期待が寄せられる。

プッチーニのオペラ『トゥーランドット』のドラマツルギーを活用するものの、新たな登場人物を作るなど、オリジナルの脚本でミュージカル化する本作。演出は宮本亜門さんが手掛ける。また、音楽は久石譲さんがすべて書き下ろした。久石さんは脚本を作る段階から積極的に関わり、劇中歌のイメージを膨らませていったのだという。有名なプッチーニの作品のリメイクである重責とミュージカルはあまり好きではないとのことから話を受けるか相当悩んだそうだ。「調べたところ実は『トゥーランドット』はプッチーニがオリジナルではなく、いろんな作曲家が書いています。ですから逆に、現代の我々のやり方で新しい『トゥーランドット』ができるのではないかと思い、引き受けました」と語る。

また、衣装はアカデミー賞受賞の経験もあるワダエミさんが担当。この日はメインキャストの衣装が初披露された。ワダさんによると、脚本が完成する以前、シノプシス(大まかな概要)だけを頼りに制作を進め、すでに98%の衣装ができているという。「劇場に入ればそこが“トゥーランドット国”というほど、たくさんの衣装を作りました」と、新劇場の幕開けにふさわしい豪華絢爛な世界が広がりそうだ。

そのほか脚本は、ミュージカルだけでなくストレートプレイなど幅広く活躍する鈴木勝秀さんが。また、多くのアーティストに歌詞を提供し、宮本亜門さんとは舞台『TAKE FLIGHT』に引き続き2作品目のセッションとなる森雪之丞さんが作詞を担当する。会見では、久石譲さんが書き下ろした音楽とともに、キャストが衣装に身を包んだ、本公演のイメージ映像が流された。このイメージ映像は、TBS他で現在放映されている。

▼孤高の女帝・トゥーランドットを“アジアの歌姫”アーメイが演じる

『トゥーランドット』
トゥーランドットの衣装。氷のような態度を貫くトゥーランドットのイメージカラー、ブルーとシルバーでデザイン。一着分の生地を織るのに約3ヶ月も費やした超豪華な一品(photo by Jun Takahashi)

赤坂ACTシアターのオープニング公演に、古代中国を舞台にした『トゥーランドット』を選んだ理由として、TBSは「世界中にアジアの文化、エンターテインメントを発信すること」を挙げている。題材はもとより、孤高の女帝・トゥーランドットには、台湾出身で、ポップシンガー&ソングライターとしての顔を持つ“アジアの歌姫”アーメイさんを起用した。アーメイさんにとって全編日本語でのミュージカルはもちろん初挑戦。「今回この仕事を受けたときにとても嬉しくて興奮したのですが、あとで歌詞も台詞もすべて日本語だと聞いて逆にとても怖くなりました。でもこれはいいチャンスですので、頑張って勉強しようと思いました。今回の公演を通して私の別の一面を作っていきたいです」と意気込みを語る。

怒りを秘めた勇者・カラフには、外部公演が初めてとなる岸谷五朗さん。「こけら落としということもそうですし、優れたアーティスト、芸術家のみなさん、俳優のみなさんの中にいるのが幸せなことだと思っています。これから稽古を通して、どんな科学変化が起きて作品が作り上げられるか、非常に楽しみです」と稽古が待ち遠しい様子。女帝を愛するがゆえに非道を貫く無骨な武将・ワンを中村獅童さんが演じる。ワンは原作にはないオリジナルのキャラクター。ミュージカル初挑戦となる中村さんは「先ほど音楽を初めて聞かせていただいて、まもなく始まるんだなという気持ちになってきました。芝居をしながら歌うことに抵抗もありますが、精一杯演じたいと思います」と力を込める。

出演はほかに、トゥーランドットが唯一心を許す薄幸の美しき宦官・ミンに、大衆演劇界の花形で人気急上昇中の早乙女太一さん、一途な愛でカラフを支えるリューに安倍なつみさん、カラフの側近・ティムールに小林勝也さん、トゥーランドットが治める国の事情に通じた物売りに北村有起哉さん。各々がこのチームで、「自分を高めたい」「不安と同時に楽しみ」と声を揃えた。

TBSテレビ事業本部事業局事業部の担当部長で、本公演のプロデューサーである河出洋一さんが「(女帝・トゥーランドットが)人との出会いや愛というものに気がついて、冷酷な心を溶かす物語です。その物語を通して、人を思いやり、人の心のわだかまりや心の壁を溶かすという強いメッセージを現代の我々に与えてくれると確信しております」と話すように、すべての人の心を隔てる氷の壁を溶かす物語として、21世紀を生きる私たちに大きな問いを投げかけてくることだろう。

『トゥーランドット』
メインキャストの面々。左より、早乙女太一さん、岸谷五朗さん、アーメイさん、中村獅童さん、安倍なつみさん。

TBSチャンネルでは、この公演の舞台裏に密着するドキュメンタリー『赤坂ACTシアターグランドオープニング企画 祝祭音楽劇「トゥ−ランドット」を追え!』を2008年1月19日(土)22:00〜23:00に放送する(再放送は、2008年1月24日(木)7:00〜8:00)。また、TBSテレビでは、1月12日(土)26:10〜26:40の『エンタメキャッチプラス』にて、トゥーランドット特集を放送する。

TBSチャンネル 番組表の確認・録画予約は、放送局別 週間番組表から。

TBSテレビ 番組表の確認・録画予約は、放送局別 週間番組表から。


▼公演情報

祝祭音楽劇『トゥーランドット』

【東京公演】
2008年3月27日(木)〜4月27日(日)赤坂ACTシアター
■チケット料金:S席 13,500円、A席 9,500円(全席指定・税込)
※未就学児童の入場不可
■一般発売:2008年1月19日(土)
■主催:TBS/朝日新聞社
■特別協賛:LION

【大阪公演】
2008年5月2日(金)〜5月9日(金)梅田芸術劇場 メインホール
■チケット料金:S席 13,500円、A席 7,000円(全席指定・税込)
※未就学児童の入場不可
■一般発売:2008年1月19日(土)
■主催:毎日放送/梅田芸術劇場/TBS

【名古屋公演】
2008年5月13日(火)〜5月22日(木)御園座
■チケット料金:S席 13,500円、A席 7,000円(全席指定・税込)
※未就学児童の入場不可
■一般発売:2008年1月19日(土)
■主催:御園座/中部日本放送/他

詳細は
祝祭音楽劇『トゥーランドット』公式サイト

 ::: 関連サイト ::: 

TBSチャンネル『赤坂ACTシアターグランドオープニング企画 祝祭音楽劇「トゥ−ランドット」を追え!』

TBS『エンタメキャッチプラス』

祝祭音楽劇『トゥーランドット』公式サイト

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