2007年04月19日

番組情報『爆笑問題のニッポンの教養』

NHKが昨年オンエアして好評を博した『爆笑問題×東大 東大の教養』は、爆笑問題が東京大学 教養学部で、教授や学生を相手に「教養とは何か?」「何のために勉強するのか?」について熱く討論する内容だった。そのグレードアップ版ともいえる新番組『爆笑問題のニッポンの教養』が、4月13日(金)に放送を開始。世界で注目を集める大学教授とその研究について、独自の切り口で迫る。

『爆笑問題のニッポンの教養』
番組の進行役を務める爆笑問題、田中裕二さん(左)と太田光さん(写真提供:NHK)

▼知の最前線に立つ研究者が次々にゲストで登場

『爆笑問題×東大 東大の教養』は、東大の教養学部で教授や学生を相手に1度きりの教養トーク、討論を展開した。今回新たに始まった『爆笑問題のニッポンの教養』は1回きりではなく、隔週金曜日に放送される。

毎回、さまざまな分野の研究者を訪ねて疑問をぶつけ、「教養とは何か?」の本質を解き明かそうという番組。すでにオンエアされた第1回(4月13日放送分)ではイモリやカエルの受精卵の一部を取り出して心臓などの器官を作り出せる、発生生物学の権威である浅島誠さんを訪問。東大の敷地の奥にある、爆笑問題曰く“掘っ立て小屋のような”研究室で大量のイモリたちと日々を過ごす東大副学長。ノーベル賞に今もっとも近いといわれ「世界のアサシマ」と呼ばれる生物学者とのユニークなトーク。かつてない、新しい“教養番組”であることを認識させた。

80年代にニューアカデミズムの旗手と呼ばれ、現在は多摩美術大学の教授を務める人類文化学者の中沢新一さんも登場(4月27日放送分)。壁をすべて真っ赤に塗った異様な雰囲気の研究室で繰り広げられる話のテーマは「芸術人類学」。宗教、音楽、歴史や哲学のフィールドを超えた研究で知られる人で、爆笑問題の太田光さんとは『憲法九条を世界遺産に』の共著がある。

さらに興味深いゲストが続く。誰しもが持つ「宇宙人はいるのか?」の問いに、今世界中で最新の答えを出すことができるという人物を訪ねる。その人は東京工業大学理学部 地球惑星科学科教授の井田茂さんで、月や冥王星、その他小天体の形成理論で業績をあげ、この分野では世界のトップをいく人物だ。この後もどんな「知の異種格闘技」を繰り広げる相手が現れるのか。

▼堅いテーマを独自のアプローチで扱う新しい“教養番組”

本番組は、取り上げるテーマは堅いが、爆笑問題が取り組むことで幅広い層に受け入れられる内容になっている。田中裕二さんは「毎回、社会科見学に行くような気分で大学を訪れ、普段のトーク番組のような感じで研究者の先生から話を聞き出せる番組にしたい。“教養”という言葉に対して、自分があまり構えすぎないようにやっていきたいですね」と、視聴者目線であることをアピール。

太田光さんは「漫才をやっている人間は(台本があり)何度も練習して、稽古して見せるんですが、この番組では台本に出てこないことがあります。自分次第ですが、ずっと新鮮な気持ちでやっていける気がします」とのこと。ちなみに、番組で今後一番会ってみたいのは、「テレビの人間として、報道とかマスコミ関係の(研究をしている)人ですね」と話した。また、「民放ではできないことが、むしろNHKでこそ可能で、突破口ができるのでは?」との希望も持ちつつ番組を進めていきたいという姿勢を見せた。

毎回どんな発見があるのか。視聴者が持つ“教養”に新たな問い掛けをしつつ、現代日本の知の最前線に迫る番組。今後も目が離せない。

『爆笑問題のニッポンの教養』はNHK総合テレビにて、4月13日から隔週金曜23:00〜23:30放送。第2回は4月27日放送。

NHK総合テレビ 番組表の確認・録画予約は、放送局別 週間番組表から。

 ::: 関連サイト ::: 

『爆笑問題のニッポンの教養』公式サイト

NHKオンライン

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